RJD作品解説~ストーリー編・第ニ幕~

夜、キャピュレット邸の庭園でジュリエットが呟くのはさっきパーティで出逢ったロミオという男について。

反目するモンタギュー家の一人息子ロミオも自分と同じ境遇にいるんだなぁなんて想いを馳せます。

その呟きに共感したロミオは姿を現し、しばしただの男女としてお話をします。


裕福な家柄、生活するのになんら不自由もないけど象徴としていなくてはならない束縛があり、若々しい青春を謳歌できなかった二人は意気投合します。

そして夜の魔法か、宴の勢いか、吸い込まれるようにキスをしてしまいます。

明朝9時にランベルティ広場で逢おうと約束をして。


そう、二人は恋に落ちたわけではなく共感したはたまた、ついキスをしてしまった責任から再開を約束するのでした。


翌朝、ジュリエットはロミオとの約束を果たそうとするも勢いでしてしまったキスに愛が宿っていたのか不安でロザラインに付き添いを頼みます。
ロミオに好意を抱いてしまったロザラインは一人で行きなよと断ります。
やりとりを目撃したパリスはティボルトをけしかけ、ロミオを亡きものにしようとかくさくするのでした。


少し時は遡り、太陽が顔を出したばかりの早朝。
思案に暮れ眠れなかったロミオは街外れのロレンス神父の教会にやって来ました。

そして突如襲われます!
その相手は幼少期にロレンス神父に拾わて育ったヴェロニカでした。
すぐに誤解は解けたものの、ロレンス神父は亡くなったことが判明しロミオは落胆します。
ヴェロニカは、ロザラインへの恋をあっけなく別の女性へと向けたロミオを窘めますが、ロミオは反発しジュリエットと結婚するんだと言い放ちます。
浅はかで直情的な発言とは知りつつも両家の和平のきっかけになるかもしれないと協力を約束します。


そして9時半。
ランベルティ広場で待っていてもパリスの陰謀によってジュリエットがやってくることはありません。
ロミオがベンヴォーリオとマキューシオに諦めるよう促されたその時、ロザラインが駆けてきます。
ロザラインはジュリエットの想いを伝え、またロミオの想いをジュリエットに伝えると誓います。
恋焦がれていた時には話しかけることも出来なかったロミオですが、今は昔、馴れ馴れしく接します。
満更でもないロザラインの様子を見て苛立つベンヴォーリオ。
マキューシオは姉と友人たちの幸せについて思いを巡らせます。


出来ることは早いうちにということで、その日の正午に元ロレンス神父の教会、現在はヴェロニカ司祭の教会で結婚式を挙げますした。

なお、当時は女性の司祭など前例がありませんでしたが、二人の異例の婚姻のためにヴェロニカが勝手に名乗りをあげたのでした。
これが後の宗教改革の一端を担ったとかいないとか…そのお話はまた別の機会に♡

to be continued.

クリム=カルム - théâtrale du crime=calme -

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