RJD作品解説〜ストーリー編・第三幕〜

午後、3人だけの挙式を終えたロミオはランベルティ広場で待つ友人たちのもとへ報告に戻ってきます。
すると、パリスに唆されたティボルトがベンヴォーリオを打ち負かしていました。
ナイフを向けるティボルトにロミオ説得を試みますが火に油。
ティボルトの刃がロミオに刺さろうという瞬間、マキューシオが割って入ります。
幾度かの打ち合いの末、致命傷を負うマキューシオ。

自分の代わりにやられたのだと悟ったロミオはティボルトと闘い、刺し殺してしまいます。
弟を殺されたロザライン。
その犯人で、新婦の兄・ティボルトを殺したロミオ。
ロミオを逃がすベンヴォーリオ。
そこに騒ぎを聞きつけた聖堂騎士団と両家の面々がやってきます。
事情を聞いたエスカラスはロミオを捕らえるよう命令します。
全員立ち去ったのち、ヴェロニカがやってきてティボルトの死を嘆きます。

ここから物語は陽気な前半から打って変わって、一気に暗く重たい雰囲気に包まれていきます。


パニックに陥り右往左往した後、ジュリエットの待つ教会にたどり着いたロミオは一緒にヴェローナを出るように指示するも、ヴェロニカにより事情を知ったジュリエットに断られ、問い詰められてしまいます。
自責の念に駆られ、喉元にナイフを添わすロミオにヴェロニカの拳が炸裂。
いま生きている幸福を噛み締めろと説教された二人の元へロザラインがやってきます。
そしてこう言うのでした。

「ロミオ、あなたを逃がすわ」


一方、息子を亡くし失意のキャピュレットへパリスが婚約の話を持ちかけます。
曰く、激しい悲しみには相応の喜びを持って相殺すべきと。

キャピュレットは一度は断るものの、帰ってきたジュリエットの塞ぎようや自身の支えのために承諾するばかりか、事は早めにとティボルトの葬式に重ねるように婚礼を手配するのでした。


ロザラインの策とは、ロミオがヴェローナからマントヴァへ逃亡したように見せかけ、その実ベンヴォーリオに匿わせ事が収まるのを待つというものだった。
それでも永遠の別れに等しい二人は、互いのネックレスを婚姻の証として交換し再開を祈った。
かくしてジュリエットは銀の十字架に黒曜石が嵌め込まれたものを、ロミオは銀の鈴のネックレスを首に嵌め、愛を誓い合ったのだった。

翌朝、キャピュレットはジュリエットにパリスと結婚するように伝えるが、ジュリエットは首を縦に振らない。
キャピュレットは娘が落ち着かないのは兄を殺した犯人が逃亡しているからだと推測し、もしもロミオが捕まって裁判で死刑を免れてもパリスを通じて死に達する量を飲ませるから安心してと言う。
ジュリエットは取り乱し、ロミオと結婚すると叫び、キャピュレットを糾弾する。
キャピュレットは毒薬をジュリエットに渡し、そこまで言うなら明日までに全部飲み干して死ぬか言うことを聞くか選びなさいと突き放し、去っていく。
ジュリエットは最後の頼みにとヴェロニカの元へと向かうのだった。

to be continued.

クリム=カルム - théâtrale du crime=calme -

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